みなさんこんにちは!
レモンティーです^^
今日は、ずっと前から書きたかった私のぶっ飛んだ友達のお話。
めちゃくちゃ喧嘩して仲直りして喧嘩しての繰り返しでしたが、今ではお互い丁度良い?距離感でたま~に連絡している感じです。
私の周りにはなかなかいないぶっ飛び具合だったので、ここで紹介したいなぁと思っておりました😊(笑)
身バレ防止のため、フィクション多めになります!
出会い
ドイツの、日本人が少ないからとおすすめされた小さな街に来て1か月。
私は語学学校に通っていた。
しかし、語学学校に日本人は私しかおらず、唯一会話できるのは、授業中ちょこっと話せるようになった中国人のシェリーくらい。
ある日、シェリーから、「私の友達日本人だから、レモンティーに紹介したい!」と言われ、街中のカフェへ。
そこに現れたのが、冒頭でも紹介したぶっ飛んだ子、美紀(仮)である。
私はドイツに来て初めて出会う日本人に感動し、美紀との会話は大盛り上がりだった。
シェリーも、「2人が仲良くなってくれてうれしい!」と喜んでいた。
私も、1か月日本語を喋っていない状態だったので、日本語が通じる同い年の女の子に出会えたことが嬉しくて嬉しくて、そのあとは何回も連絡を取り合った。
少しの違和感
何回か一緒に遊んだり、ご飯を食べたりしていくうちに、私は美紀について気づくことがあった。
それは何かというと、、、、
日本語が変!!!
そう、日本語が変なのである!
え?どういうこと?と思うかもしれないが、美紀は日本語を間違えることがたまにある。
例えば、
「ねぇ!あの赤ちゃん見て!!ちよちよ歩きでかわいい💜」
「今のドイツ語クラスが難しすぎて、捻挫しそうなんだよね・・・」
「何回もレモンティーちゃんを電話したのに出なかったでしょ!」
などなど、最初は突っ込み待ちなのかな?と思っていたが、どうやら本気で間違えているようだった。
そして決定的な出来事が。
美紀はかなりの酒豪で、いつも金曜日の夜は友達と飲み歩いていた。
私も誘われ行ってみると、、、
「$%&'($#”!!!!」
なにやら美紀が酔っ払って何かにキレているらしい。
「なんで怒ってるの?ちょっと落ち着いてよ!」と声をかけると、
「なんで、あの男は言ったのか、こんないつも気持ち河原でレモンティーは悲しい、わからない?」
実際はもっと違う内容だったが、日本語なのに別の言語を喋っているようだった。
その場にいた韓国人の男の子から、「美紀は何て言ってる?」と聞かれたが、「日本語だけどわからん」と返事をしておいた。
翌日、
ぐっすり寝て元気になった美紀は、「ランチ食べよう!」と私とシェリーを誘い、3人でご飯を食べた。
美紀「你今天打算做什么?」
シェリー「你要去购物吗?」
え??美紀中国語ペラペラやんけ!?と私がびっくりしていると、
「私中国と日本のハーフだよ~!10歳まで中国にいたの。」
はは~ん!!!そういうこと!!!どうりで日本語がたまにおかしいわけね。
じゃあこれからは指摘した方がいいのかな?なんて思っていた。
発言も行動もぶっ飛んでる
「レモンティーちゃん!明日土曜日だけど暇?」
だいたいこういう質問のあとはぶっ飛んだことを言ってくるのだ!
「暇ならカナダ行かない?」
え?カナダ?ここ、ドイツ。
カナダ?アメリカの上???
「実はずっと前からカナダに行きたくってぇー!レモンティーちゃん暇なら明日行こうよ!!」
えっと、月曜日から授業があるのと、チケットも取ってないし、片道何時間かかるかわからないし、旅行プランもなにもないし、そもそも急すぎて無理!!!!
と返事をすると、
「レモンティーちゃんもカナダ行ってみたいって言ってたじゃん!!!(怒)」
めちゃくちゃキレてた。
そしてこれが初めての喧嘩。明日カナダ行くか問題。
そんな「明日映画行かない?」みたいなノリで言われても・・・
結局、長期休暇にイギリスへ行くということで機嫌を直してくれたのだった。
しかし、このイギリス旅行でもひと悶着ある。
恐怖のイギリス旅行
出発当日、美紀から「寝坊したから先空港言ってて!!」と連絡が来た。
この時点で私は、イギリス行けないな。と悟ったのである。
「ダッシュで行くからもう搭乗してていいよー!!!」と連絡がきたが、本人が来ることはなかった・・・。
結局、現地集合(イギリスの空港)となり、次の飛行機で美紀は遅れて登場!!!と思いきや、、、
「ちょっと!!!!あなたこれ何!?なんでパスポートに落書きしてるのよ!?💢」
美紀は入国審査で捕まり、別室へ。
数時間怒られた後、入国できないのでそのままドイツへUターン・・・。
一体なぜ、、、、、パスポートに落書きを・・・・???
というのも、美紀は出入国の際押してもらえるスタンプが雑であることに不満を持ち、スタンプを押してもらうページにボールペンで6等分の線を引いていたのだ!
実は意外とこういう人がいるらしい。
実際、日本もドイツも何も注意してこなかったが、国によっては入国できないこともあり得るので、注意しよう!
ということで、私はイギリスにいる友達に連絡を取り、その子と旅行することにした。
行動力と決断力がすごい
美紀と夕飯を食べる約束をしていたとある日。
「レモンティーちゃーん!!」
あ、美紀来た!え!?あんた誰!?
美紀の声をした美紀ではない人が向こうからやってくる。
よーく見てみると、
坊主になった美紀だったのである。
待って!!!意味が分からない!!!なぜ坊主なの!?
「実は、昨日突然坊主にしたくなっちゃって💙
友達にバリカンで剃ってもらっちゃった💛」
まぁでも坊主女子って一時期流行ってたらしいし、ドイツでも坊主にする女の子いるしね♪
ってなるかぁぁぁぁぁ!!!!!!!
とにかく美紀の決断と行動が早すぎる。
ドイツ語レッスン出禁になる
美紀は今でこそ普通に語学学校に通っているが、実はここまで来るのにめちゃくちゃ苦労したそうで。
語学学校は、1か月で次のレベルへアップするのだが、美紀は半年以上ずっとレベルが上がらなかった。
そこで、語学学校の先生から、「あなたはまず、日本語でドイツ語を理解した方が良い。日本人でドイツ語のレッスンをしている方を紹介するから、そこで勉強してからここへ来なさい。」と言われたそう。
美紀は言われた通り、その日本人の先生のもとへ通うのだが・・・・。
いかんせん、美紀はものすんごくマイペースな人なのである。
レッスンは8時半からなのに、いつも9時過ぎに登場。
個別レッスンなので、その間先生はずっと美紀を待っている。
最初は穏やかだった先生も、遅刻、無断欠席が続き、ついに美紀の一言でブチ切れる。
「ちょっと煙草吸ってから行くので、9時過ぎには着くと思いま~す!」
その日からレッスンに呼ばれることはなくなったそう。
中国語も変?
シェリーから突然、「美紀の日本語ってどう?」と聞かれたことがあった。
どう?ってどういうことなのか。
シェリー曰く、美紀の中国語は、ドイツ語と同じレベルだと言う。
てっきり中国語が母国語だと思っていたから、ドイツ語レベルだと言われて驚いた。
それって中級レベルってことだよね?
日本語はどうかと言われたが、日本語は確実に上級者以上。
たまに文法を間違えるときもあるけど・・・。
それを聞いて、美紀がなかなかドイツ語が上達しない理由がわかった。
彼女はおそらく母国語がきちんと確立されていないのだろう。
「第二言語は母国語を超えることはない」というセリフをどこかで聞いたことがあるのだが、美紀のドイツ語は本当に下手だったのである。
それは母国語がきちんと話せないことが1つの原因なのではないのだろうか・・・。
と勝手に分析してみた。
でも美紀は決断力も行動力もコミュ力も持ち合わせているので、きっと今後も逞しく海外で生きていくのだろうと思う。
「次はオーストラリアに行きたいな💛」と言っていたので、美紀とは色々あったが、遠くから見守っていきたい。
おわりに
他にももっといろんなぶっ飛びエピソードがあった気がしますが、ちょっと思い出せないのでこのへんで。
美紀とは一度縁を切るほどの大喧嘩をしましたが、普通に仲直りしてたまに連絡取り合ってます。
ですが遅刻癖とドタキャン癖が治ってないので、連絡取り合うだけです(笑)