みなさん、こんにちは!
レモンティです。
みなさんは「英語脳」という言葉を聞いたことありますか?
英語がペラペラの人は、脳の使い方が少し違います。
今日は、私が英語脳(というかドイツ語脳?)を実感したときのことやバイリンガルの頭の中をパッカーンと開いてみなさんにお見せしたいと思います!
バイリンガルの頭の中がどんな風になっているのか?
この仕組みが分かれば英語を話すコツに繋がると思います!
英語脳とは?
まず、「英語脳」っていったい何のこと?
それは、英語を英語で理解できるということです!
英語で何か質問されたとき、頭の中で日本語に変換していませんか?
私も最初日本語に変換していて、わからない単語にぶつかるとすぐ考えるのをやめていました(笑)
しかし、バイリンガルの方たちは、英語で質問を聞き、英語のまま理解し、英語で返事をする、という流れなのです。
いまいちピンとこない方!
例えば、
May I borrow your pen?
と聞かれたとき、
May I → しても良いか
borrow → 借りる
your pen → あなたのペン
(あなたのペンを借りてもいい?)
と頭の中で日本語に変換してしまっているということです。
この作業、頭の中でするにはかなり時間がかかってしまいますし、他にもなにかぺらぺら聞かれたら、もうごちゃごちゃになってしまいますよね。
一方、こちらはどうでしょう?
I love you.
I → 私
love → 愛する
you → あなた
(私はあなたを愛しています。)
この文章を頭の中でこのように日本語変換する人は少ないと思います。
なぜなら、私たち日本人にとって馴染みのあるフレーズで、頭の中でいちいち日本語に直さないのです。
つまり、
I love you.はそのまま I love you.という意味なんです。
このように理解できることを「英語脳」と言います。
英語脳になったら日本語が下手になった!?
英語脳というか、私の場合はまずドイツ語脳になったのですが、とにかく日本語が下手になりました(笑)
母国語が下手になるなんてある!?
と思うかもしれませんが、本当に下手になったんです。
さらに日本語の単語が出てこなくなり、ルー大柴状態に…
友人A:昨日、スティーブンと spazieren gehen してたんだよね!あれ、spazieren gehenって日本語でなんだっけ?
私:えっとーー、あれでしょ!外でぶらぶらするみたいな!
※spazieren gehen:散歩する
とか、
友達がドイツに遊びに来てくれた時も、
私:ドイツのスーパーにはいろんな、、、Gewürzeがあるんだよね!塩とか、胡椒とか、、えーと、、Gewürzeがあるの!!(笑)
※Gewürze:香辛料
バイト先でも、
私:14卓のお客さんのアイスなんだけど、 zwei portionen じゃなくてeine portion のところにzwei Kugeln 入れて、teilenするって言ってたからよろしく!
※zwei Portionen:二人前
eine portion:一人前
zwei Kugeln:アイス2個
teilen:分ける
とキッチンの人に伝えてましたが、後で冷静になって考えてみると日本語とドイツ語がミックスしていてミスが起こりそうな伝え方でした(笑)
その時はドイツ語で接客→日本語でキッチンに伝えるという流れで、忙しすぎてもはや日本語に直すことすらできていませんでした。
また、道端で猫を見つけると、猫だー!ではなく、Katzeだー!と言っていました。
ニャンと鳴く動物=Katze (英:cat)
と、このように頭の中で変換されていたので、日本語は完全にシャットアウトしていたんですよね。
そして、日本語を喋っているときとドイツ語を喋っているときで人格が違う!とも言われました…(笑)
日本語だとおちゃらけた感じだけど、ドイツ語はのときはなんかクール!(笑)だそうです(^^;)
実は、地声が結構高めなんですけど、外国語を喋るとワントーン下がるからですかね…。
この状態になって、バイリンガルの頭の中はこういうことなのか、、と実感し始めました。
英語脳を作るには?
大切なことは、日本語を排除すること。
ドイツ人の友達と話しているとき、知らない単語が出てくると、例を出してドイツ語でさらに説明してくれたんですよね。
なので私は独和辞書を開かずとも、日本語の意味を知る前にドイツ語で意味を理解していました。
英語も同じで、
例えば
I like Japanese stationery!
Stationery!?ってなんだ?
It is materials for writing and using at school!
For example, pens, eraser, scissors…etc.
このように説明されると、日本語で調べる前に、
pens, eraser, scissors, etc = stationery
と覚えるわけです。
ここに日本語を入れてはいけません。
日本語で覚えてしまうと、また脳内で日本語に変換してしまうからです。
ここでは言ってしまいますが、
ペン、消しゴム、はさみ、など = 文房具
となります。
英語脳を作るのに効果的なもの
まず、留学しているのと同じ環境を作ることです。
もちろん日本にいながらでもそれは可能です。
①聞こえてくるものすべてが英語
②自分の喋る言葉が英語
日本でもこの2つのを満たせるようにします。
①については、時間があるとき、休みの日はなるべく海外ドラマを観て過ごしてください。
私は「sex and the city」というドラマにドハマりし、ほぼ毎日どっぷり見てました。
内容が面白いのと、主人公の英語が聞き取りやすく段々と耳が慣れてくると思います。
今ではネットで簡単に見れるので、いくつか紹介しておきますね。
②については、私は独り言をドイツ語にしてブツブツ言っていました(笑)
傍から見るとやばいやつですが、日常的なことをつぶやくので効果的でした(笑)
また、英会話スクールに通うのもありです。今ではスカイプレッスンもありますよね。
個人的には日本語が話せない先生の方が良いと思います。
なんでかというと、私、日本語が話せる外国人の友達とは日本語でしか会話していません…(泣)
どうしても甘えが出てしまうので、こちらが英語で頑張らないといけないという環境を作った方が良いです。
初めてで不安な方は日本語も話せる先生でもOKですよ!
終わりに
みなさん、今回は「英語脳」についてでしたが、いかがでしたか?
高校時代、クラスにいた交換留学生が喋る英語を脳内で日本語変換していて、追いつかなくてパンクしそうになったのを覚えています。
今考えると、圧倒的に英語漬けの時間が少なかったんですよね。
英語の授業はあっても英語漬けではなかったのです。
英語脳を実感し始めたのは、海外留学2,3ヵ月目くらいからで、それまでは何か聞かれるたびあたふたしていました。
語学学校と言っても1日3時間、それ以外は自由に過ごしていたので、テレビは雑音にしか聞こえないし、家では大量の宿題をこなしていたぐらいなので、日本でもこれに似た環境作りは十分可能です。
暇なときでも良いので英語のみの時間を作ってみてください。
海外ドラマはすごく面白いものばかりなので、ぜひ見てみてね!