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ドイツのジャパレスで働くのはやめとけ!優良ジャパレスの見分け方は?

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みなさんこんにちは!

レモンティーです!

ドイツで、バイトも正社員も学生も経験した私ですが、とりあえずこれだけは言いたい。

ジャパレスで働くのはやめとけ!

というのも、私はジャパレス(日本食レストラン)でバイト→正社員だった時期がありました。

そこでジャパレスで働くことが想像以上にヤバイと思ったので、その話についてみなさんにお話ししていこうと思います。

「語学力は!?初心者でも平気!?ドイツでアルバイト体験談!」を読みたい方はコチラ



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ジャパレスで働くこと自体は問題ない

まず、勘違いさせてしまったかもしれませんが、ジャパレスで働くこと自体は別にOKなんです。

まかないがついてたり、滅多に食べられない&高すぎて食べられない日本食を食べさせてもらえることも多々あるので、それなりにメリットはあります。

ただ、私が言いたいのは、「そのジャパレス、ブラックじゃないよね?」ということ。

実は、聞いたところによると、海外(というかドイツ?)のジャパレスのほとんどが真っ黒黒のブラックだということ。

まさかそんな~。

だってジャパレスとは言え、海外に立地しているわけだし、過労死がある日本と比べ物にならないでしょう~。

とその時までは思っていました。

実はバイト先を変える前に、すでに1度ジャパレス経験あり(ホワイト)だったので、さすがにブラックでも日本ほどのブラックではないだろうという考えでした。

ブラックジャパレスの勤務形態と給料

ワーホリビザが切れるタイミングで、思い切ってお引越しと就労ビザ(正社員)に切り替えました。

ビザが切れてしまうことと、全く違う場所への引っ越しだったので、自分が働くことになるジャパレスを良く調べていなかったのです。

ちなみに就労ビザを獲得するには、自分が就職する会社で何かしらのサポート(弁護士をつけてもらったり、書類を用意してもらったり)をしてもらわないとかなり難しいです。

というわけで、ビザ申請サポート付きのジャパレスを受け、無事に就労ビザに切り替わったのですが、ここが地獄の始まりでした・・。

まず、面接の時に聞いた勤務形態、特に時間が全然違いました。

会社名 〇×ジャパニーズレストラン
勤務地 ドイツ
職種 フード・飲食
雇用形態 正社員、パート、アルバイト
給与 要相談
時間 平日:昼12:00~14:00 夜17:00~22:00
土日祝:17:00~22:00
募集について ・昼と夜のまかない付き
・就労ビザサポートあり
・レストランホール接客

とまあこんな感じのよくあるレストランでした。

しかし、働いてみるとびっくり仰天!


勤務時間が長すぎる

ランチタイムは12:00~14:00、ディナータイムは17:00~22:00。

しかし、ふたを開けてみると、

勤務時間 10:00~24:00(長いと25:00まで)
中休み 30分

お店は22:00に閉店なのに、「お客さんが居たい時間まで居ていいですよ」精神だった為、24時や25時まで飲んでるお客さんの接客をしていました。

お客さんも「何時でも居て大丈夫なんだ」ということに気づき(店長にも確認済み)、全く帰る気配はなし。

ちなみにラストオーダーはすでに終わってるので、最後にボトルを何本か注文し、それを数時間かかけて飲んでる感じでした。

独系のレストランなら店員に注意されるレベルの時間帯ですよ!

あと、22:00閉店だというのに、22:00に来たお客さんを受け入れるのにも、「なんだかなぁ。」と思っていました。

そして、本来なら昼と夜の休憩が2時間と言われていたのに、なぜかホールスタッフがキッチンの手伝いをしなければいけないというルール(?)があり、まさかの休憩時間は30分

土日は、ディナーしかやってなかったので、出勤は14:00~でした。

しかし、開店時間は17:00~だったので、それまでの3時間何をするかというと、大掃除です。

毎週土日に6時間、大掃除をさせられるわけです。

それも、正社員のホールスタッフ3人で。

ぶっちゃけ、その3時間必要ある!?と思いました。

しかも3人もいるので、どうにかして汚れているところを各自見つけ、3時間かけて掃除しました。

そもそも普段から掃除させられてるので、そんなに掃除する場所ないし。

ちなみにバイトやパートの方は、開店時間の10分前出勤でした。

週5かと思ったら週6勤務にされた

面接時には、週5日、1日8時間労働です。

と言われていましたが、いつの間にか週6勤務に。

なんでも、ワーホリでバイトしていた子が帰国することになり、スタッフ不足の為私たち正社員が週6勤務になってしまいました。

それも、「プラスで月100ユーロ出すので、週6勤務になります。」と。

え?月100ユーロ!?

100ユーロって、約12,089円なんですよ。

私たちは月にあと4日も勤務日数が増えるのに、その分が12,089円て・・

日給3,022円ってこと!?

店長ちゃんと計算できてる!?

この時、早く辞めようと決意しました。

給料が低すぎる

給料は要相談、能力に応じて、と言われていたのですが、まさかの1,200ユーロ

日本円に換算すると、約144,899円

週6日、平日約14時間、土日約10時間勤務。

1か月304時間の労働時間で、144,899円とな!?

時給で計算すると477なのですが・・・。

実際、これにチップが加算されるので、もうちょっと高いですが、それでもありえない低さです。

ちなみに、ドイツの最低賃金は2020年より、9.35ユーロ(約1,130円)になったのだそう。

店長のクセが強すぎる

というか、海外にいる日本人ってちょっとクセが強い人が多い気がします。
私もそう思われてたのかな(笑)

そして店長ですが、私が大っ嫌いなタイプの人でした!(笑)

店長はとても気分屋だったので、ある日突然キレます。
お客さんがいてもいなくても。

いきなりキレるってこっちからしたら超怖いですよね。
いつも地雷踏まないかビクビクしてました。

しかし、この店長、かなりの気分屋であるので、昨日までは大丈夫だったことでも、今日いきなりブチギレるということが多々あったんです。

例えば、

閉店時間に来たお客さんに、もう閉店なのでと断ったところ、店長がブチ切れ。

せっかく来てくれたのに追い返すなんて何事だ!!早く追いかけて連れ戻してこい!

と。

しかし、次の日、

また閉店時間に入店したお客さんがいて、中に案内しようとしたところ、

もう閉店なんだからこれ以上お客さん入れないでよ!このままじゃ永遠に続くじゃん!

と怒鳴っていました。

とりあえず学んだことは、

店長が機嫌良い → 閉店時間でもOK

店長が機嫌悪い → 閉店時間だからダメ

ということです。

あまりにも言ってることが毎回違いすぎて、こっちはストレス溜まりまくりでした。

受けるべき講習&資格をみんな持っていなかった

私は一度ジャパレス(ホワイト)でバイト経験済みだったので、その時に取っておかなければならない講習と資格を取得していました。

ドイツでは、飲食業に関わる仕事(バイトも含む)をするとき、必ず講習会と講習を受けましたという証明書が必要になってきます

全てドイツ語での講習となりますが、内容はとっても簡単です。

これを持っていれば、ドイツのどこの飲食業界でも働けます

逆に、これを持っていないと、飲食業界で働くことはできません

ちなみに証明書はこんな感じです↓↓

本来ならこの証明書を会社に提出し、キッチンやホールに立つことができるのですが、ここのレストランで働くみんなは、「そんなのあるんだねぇ!」と、初耳のようでした、、。

しかし、ドイツでは定期的に監査が入り、従業員のシフト状況、証明書の有無、レストランをきちんと運営できる環境か、水回りの清潔さ、欠陥工事はないか、などの建物から従業員情報まで、抜き打ちチェックが入るのです。

このチェックで指摘されたところがあれば、期限内に工事、もしくは何かしらの改善処置を行わなければ最悪運営停止となってしまいます。

しかし、私が就職したジャパレスは、今まで監査が入ったことないと言ってたので、地域によるかもしれません。



海外だからこそのブラックジャパレス

こんな感じで、ヤバイところはめちゃくちゃヤバイブラックジャパレスですが、それでもみんななかなか辞めないんです!

一体なぜかって!?

ドイツ語ができないのに働けて、しかもビザサポートもしてくれて、そんな日本人がドイツで生活するためには、ここしかないんだから黙って働け!

というのがお店側の本音だと思います。

つまり、自力で就労ビザを獲得できない&ドイツ語もまだそんな喋れないという日本人は、このような悪質ジャパレスにしがみつくしかないんですよね。

でも、いつまでもこんな労働環境の中にいてはいけません!

日本語が通じる環境に甘えてしまう気持ちもわかりますが、せっかくの海外生活、思いっきり楽しまないと意味ないですよ!

最初はジャパレスからでも全然良いと思いますが、自分が必ずステップアップできそうな段階にもって行きましょうね!

ブラックジャパレスの見分け方

散々ジャパレスの悪口を言ってきましたが、もちろんホワイトなところもたくさんあります!!

私の前のバイト先だったり、知り合いが経営しているところも超ホワイトです!

それでは、どうやったらブラックジャパレスを見分けることができるのか。

私が個人的に、ここはブラックっぽいなー、と思う特徴を紹介していきたいと思います!

1. 日本人夫婦で経営している

オーナー兼店長が日本人で、尚且つ日本人夫婦で経営している場合です。

もちろん絶対にブラック!とは言い切れませんが、ブラックである確率は60%くらい。

海外に長年いるにも関わらず、やはり日本人の思考(当たり前だが笑)をお持ちなので、「サービス残業こそ正義!」「正社員は早く帰るな!」「舐めれるようになるまで便器を磨け!」的な感覚の店長が多いような気がします。

さらに、旦那さんである店長はドイツ語が苦手、奥さんがドイツ語ペラペラという場合が多いです。

それゆえ、キッチンスタッフやホールスタッフは、日本語での意思疎通が必須となってくるため、従業員は全員日本人、または日本語が話せるハーフになってしまうのです。

そうなると、日本特有の先輩後輩のめんどくさい関係や、縦社会が生まれてくる場合があるので、ドイツにいながらも、日本企業のめんどくさい部分が詰まったような場所で働くことになります。

2. 従業員が日本人のみ

先ほどの内容と若干被ってしまいますが、従業員が日本人のみのところもブラック臭がしますね!(笑)

日本人が多いと、めんどくさい部分がギュッと詰め込まれてる可能性もありますが(体育会系な感じとか)、ジャパレスでも従業員が多国籍なところもあるんですよ!

では、なんでブラックだと全員日本人に偏ってしまうのか

それは、労働環境が悪すぎて、外国人だとやっていけないから。

普通、自分の会社がブラックだと、文句を言って速攻辞めるのが外国人です。←もちろん文句を言わない人もいますが(笑)

でも、そんな環境でもしがみついているのは日本人なんです。

悪質な労働環境でも、「ここ以外で私を雇ってくれるところなんてあるのかな」「ここにいればビザもらえるしいいや」と諦めモードになり、結局日本人だけが残っているわけです。

3. 閉店時間後の対応

飲食業なので、もちろん労働時間は多少他より長くなってしまうのはしょうがないですよね。

ですが、度を越えた長時間労働はブラック認定ですよ!

これは完全に私の個人的意見ですが、閉店時間後の対応でブラックかどうか判断しています。

普通、ラストオーダーが過ぎてからの入店や、閉店時間が過ぎてもなかなか帰らないお客さんには、「そろそろお店閉めますので・・」的なことを伝えます。

しかし、そういうのが全くないお店、お客さんが帰りたい時間でOKにしているところは、ブラックである確率が高めです。

店長の考えが、「お客様ファースト」 = 「お客様は神様」みたいな感じ。

「お客様ファースト」なのは別に全然かまわないのですが、従業員に負担がかかっていることがありますよと。

私がいたお店でも、12時開店なのに11時に入ってきたお客さんに、「OKですよ!」と店長から言い出したにも関わらず、だんだん不機嫌になって、理不尽に怒られるということがありました。

お客さんもいる前だったので、空気は最悪ですよね。

自分が不機嫌になるくらいなら、無理なら無理って言えばいいのに。と思ってましたが。

ホワイトだよと言っていた友達のお店は、閉店時間後はしっかりお客さんに説明していましたし、なるべく残業にならないように店長も気を使っているようでした。

逆にブラックで有名だったお店(私のところも含め)は、閉店後2時間以上いても、何も言われなかったそうです。

これらは、あくまでもレモンティー的見分け方なので、当てはまらないところももちろんあります。

1度来店しただけだとやはり深くはわからないので、1番いいのは、そこの元スタッフだったり、お店の噂や詳しい人に直接話が聞ければ良いんですけどね!

日本人コミュニティなんて狭いもんですから、ブラックジャパレスの噂なんてすぐに耳に入ってくると思います。たぶん・・(笑)

終わりに

ワーホリや、外国で働いてみたい!という方は、まず最初に日本食レストランで働くことを考えるのではないでしょうか。

日本語が通じるし、安心できるかなと。

しかし、ジャパレスといってもブラックなところが多いので、注意が必要ですよ。

ラーメン屋で働いていた知り合いは、就職して初日から68日連勤だったとか。

店長に休みを下さいと言っても聞き入れてくれなかったみたいです。

本当に恐ろしいですよね。

こういったことがないように、しっかり見極めて、楽しい海外生活を送ってくださいね!

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